陸屋根やベランダに行う防水工事とは

知っておきたい外壁塗装の豆知識

陸屋根やベランダに行う防水工事とは

陸屋根とは

陸屋根とは建築用語であり一般的な屋根とは異なり勾配がない平坦な屋根を指します。

ビルや学校など人の立ち入りが禁止されているものもありますがどちらも陸屋根の定義には当てはまります。
陸屋根は見た目通り雨が溜まりやすく雨漏りをしやすいと言われ特に水分に弱い木造の建築物で用いる場合は深い知識と経験が必要です。
陸屋根には水はけを良くするために排水勾配がもうけられ雨水が溜まらないように設計するのが一般的です。
加えて雨漏りを防止するために表面に防水工事を施工します。

陸屋根の他にベランダにもこうした防水工事が施工されています。
防水工事はいくつか種類があり、FRP、シート、ウレタン、アスファルトなどそれぞれ建物の条件や予算等によって施工方法が変わります。
もちろんそれぞれ特徴がありメリットデメリットも存在します。

陸屋根のメリット

陸屋根はどんなメリットがあるのでしょう?

屋上をスペースとして使える

人の立ち入りを可としている陸屋根は屋上として活用されています。
よく見られるのはガーデニングや洗濯物を干す場、太陽光パネルの設置なども有効な活用方法ですね。

メンテナンスが簡単で安価で行える

陸屋根は人の出入りができ作業の際のスペースも確保できるので屋根工事に必須な足場の設置が不要になります。足場の設置は10万~20万程度。工事のたびにこの分を節約することができます。
それに加え日頃の掃除や簡単なメンテナンスも住人で行うことができるのも大きなメリットですね。

居住空間を広く確保できる

陸屋根にすることで屋根裏のスペースを作る必要が無く外から見て同じ高さの家でも室内の空間は天井を高く取れることで広くすることができます。
天井が高くなることで室内に余裕が生まれ開放感を感じることができます。

陸屋根のデメリット

陸屋根はいい事ばかりではありません。
屋根勾配が無い事から抱えるデメリットもあることも理解しておきましょう。

水はけが悪い

一般的な三角屋根であれば勾配がある為に雨や雪は流れていきますが陸屋根の場合は屋根部分に溜まってしまいます。雨漏りをしやすい構造なので防水工事や日々のメンテナンスに気を付ける必要かあります。

メンテナンス期間が短い

陸屋根への防水施工は一般的な三角屋根への施工に比べて耐用年数が短くメンテナンス頻度が多くなります。水が溜まりやすい事や紫外線を受けやすい事が大きな理由です。
ストレート屋根の防水加工の耐用年数が20年から30年に対して陸屋根の耐用年数は10年から20年が目安と言われています。

断熱性が低い

屋根裏空間が無く部屋を広く確保できる半面屋根部分に当たった外気が直接天井に伝わってしまうため特に上の階の室内が暑くなりやすいです。しかしこのようなデメリットは設計時から想定できるので断熱材や遮熱塗料を使う事で軽減することができます。

陸屋根・ベランダの防水工事の種類と費用

雨漏りを防ぐために防水工事は必須となります。
陸屋根に施工する防水工事には以下の種類があります。

FRP防水

FRPとは「繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastics)」の略です。
防水工事に使用されるFRPは白いシートのような見た目をしておりガラスの繊維を混ぜたプラスチック樹脂でできています。
FRPは建物以外にも自転車のパーツロケットなど防水性能に加えて強度と軽さを必要とされるシーンで使われます。

FRP防水とは床面に張ったガラス繊維を上から樹脂でコーティングする方法の工事を指します。

特徴として衝撃に強く重量も重くならず仕上げる事ができます。
反面、施工費用がやや高い為に面積の広い陸屋根だと費用がかさんでしまうため用いられることが少なくなります。面積の狭い陸屋では最適な防水工事の方法ですね。

FRP防水の工事費は1㎡あたり6000円程度。耐用年数は10年~12年程とされています。

硬膜のため建物の動きに追従しにくい欠点があるため、屋上などの広範囲な箇所ではFRPは不向きといえます。
その反面、ベランダやバルコニーではこのFRP防水か、もしくは次のウレタン防水が最もよく使用されています。

ウレタン防水

ウレタン防水は表面をウレタン樹脂でコーティングする施工方法です。
陸屋根の形状や広さに影響しない事がメリットでほとんどの陸屋根やベランダにて施工が可能です。
また高い柔軟性があるため建物の振動にも追従します。

デメリットとしてウレタン防水は乾燥が必要なために工事期間が長くなってしまう事です。
ウレタン防水工事の工事費用は1㎡あたり5000円程度。耐用年数は約10年です。

シート防水

シート防水とはゴム製シートや塩ビ製シートを床面に張る防水工事の方法です。
シートの種類や色なども豊富に市場に出ており施工費用も安価なのが魅力です。
反面強風時には施工が難しくまた施工する職人の熟練度によって仕上がりに差が出るのがデメリットでしょう。
シート防水工事の工事費は1㎡あたり7000円程度。耐用年数は約15年程度。
シート防水の種類にもう少し詳しく触れておきましょう。

ゴムシート防水

ゴムシート防水はシート状の合成ゴムを張る施工方法です。
ゴムの材質から伸縮性があり下地に密着しやすく耐久性が高いのが特徴です。ただ塩ビシートより薄めなので劣化しやすいというデメリットがあります。

塩化ビニールシート防水

塩化ビニールシート防水とは塩化ビニールシートを張って防水層を作る施工方法です。
紫外線や熱に強いのが特徴でまた耐摩耗性に優れているため人の歩行頻度が高い場所へ施工する事がおススメです。

アスファルト防水

アスファルト防水とはアスファルト製のシートをバーナーを使って溶着させる施工方法です。
耐用年数が長く防水性も高い事が特徴です。
しかし材料自体の重量がある為建物に負担を与えてしまうため別の防水工事を行ったリフォームとしてこのアスファルト防水が選択されることはあまりありません。
施工費用は1㎡約8,000円が目安程度です

アスファルト防水の施工方法には2つ種類があります。
・トーチ工法
・常温工法

それぞれの方法について紹介していきます。

トーチ工法

トーチ工法はバナーでアスファルトシートを溶かしながら張り付けていく方法です。バーナーを使った施工の為施工の難易度は高く綺麗に仕上がるかは職人の腕次第です。

常温工法

常温工法はアスファルトルーフィングというシートを下地にはり防水層をつくる工法です。
火を使わないアスファルト防水なので作業もしやすくなりますがシートを何層も重ねる必要がある為屋根自体に負荷がかかってしまうデメリットがあります。

陸屋根やベランダの防水工事は方法も色々あり現場の状況などから最適な施工を選択する必要があります。
山田工芸では現場の状態やご予算などから最適な工事をご提案いたします。
横浜市での陸屋根やベランダの防水工事は山田工芸に一度ご相談ください。

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