塗装の施工実績詳細
横浜市神奈川区にて外壁塗装
2023年9月21日
Before
After
先日横浜市神奈川区にて外壁塗装工事と屋根工事を行った様子をご紹介いたします。
ご依頼のきっかけ
こちらのお客様より、屋根の劣化が気になるということで弊社の屋根部門へお問い合わせをいただきました。
その際に一緒に調査させていただいたところ、外壁にも汚れや塗装の劣化などが見られたため、お客様とご相談した結果、屋根工事と一緒に外壁塗装もご依頼をいただきました。
施工の様子
足場の組み立て
まずは足場組み立てから工事はスタートです。
外壁塗装工事には足場が必須となります。
しかし足場代として安くはない費用が発生するため、お客様の中には「ハシゴとかで作業できないの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
たしかに足場が無ければその分費用は安くなりますが、足場には工事における重要な役割が二つあります。
まず1つは、どんな高所でも手元で作業ができるため、工事の品質を上げることができます。
ハシゴだと届かない箇所や、ギリギリ手を伸ばして…といった箇所も出てくるため、仕上がりが悪くなる場合があるのです。
もう1つの重要な役割は、我々職人の安全を確保するためです。
作業効率と安全を確保し、結果的に仕上がりを良くするのが足場なのです。
高圧洗浄
足場組み立てが完成すれば、高圧洗浄を行います。
せっかくの大掛かりな高圧洗浄です。
弊社では塗装する予定の無い箇所のカーポート天井や玄関周りのタイルなども綺麗にさせていただきます。
続いて、屋根も高圧洗浄で綺麗にしていきます。樋にはゴミが溜まりやすいため、しっかりとゴミを流して樋が詰まらないようにします。
ベランダや軒など、隅々まで高圧洗浄を行います。
「今から塗装するのに、そんなに徹底的に洗うの?」と思われるかもしれません。
しかし、外壁塗装において高圧洗浄は非常に重要な下準備です。
もし、外壁に汚れやカビなどが付着したままその上から塗装をしてしまうと、外壁と新しい塗膜の間に汚れやカビなどを残すことになってしまいます。
さらに、その箇所は汚れやカビのせいで塗膜の中が空洞になってしまい、そこから塗膜の浮きや剥がれが起こる要因となるのです。
たしかな技術で塗装作業を行うことももちろん大切ですが、それと同様に下準備である高圧洗浄は重要な作業なのです。
この高圧洗浄の仕上がりで、塗装の耐久性が決まると言っても過言ではありません。
このような、塗装後にはやったのかやっていないのか判断が難しいような地道な作業も、山田工芸では一切の妥協を許しません。
最高の仕上がりを目指し、下準備から徹底的にこだわって作業を行います。
関連記事:外壁塗装の工程「高圧洗浄」について
シーリング工事
本日はシーリング作業を進めていきますが、まずはシーリングの下地となるプライマー塗装を行います。
今回使用したプライマーは、オート化学の「OP-2019」になります。
プライマーとは英語で「始めの〜」「最初の〜」という意味があり、まさに今から塗り重ねる塗装の下地となります。
このプライマーをしっかり塗るかどうかで、シーリングの耐久性・防水性が大きく変わります。
シーリングは目地に直接打つとお考えの方も多くいらっしゃいますが、細部までしっかり適性な工程が定められています。
そしてもちろん一切の手抜き無く、塗装が本来の性能を存分に発揮できるよう丁寧に作業を進めていきます。
プライマーを打ち終えれば、シーリングを打つ下準備としてマスキングを行います。
シーリングの仕上がりの綺麗さは、このマスキングによって大きく左右されます。
マスキングがガタガタなら、どんなに丁寧に適量のシーリングを打ったとしても仕上がりは悪くなります。
地味な工程ですが、職人としての腕の見せ所なのがマスキング作業です。
マスキングの上からシーリングを充填し、仕上げていきます。
養生
次に養生を行います。
養生は、塗料が塗装を行わない部分に付着するのを防ぐためのものです。
逆の言い方をすると、養生が雑であればどんなに塗装工事自体を綺麗に行っても、仕上がりは決してよくならないのです。
塗料の飛散による付着を防ぎ、より綺麗な仕上がりを目指すため、付帯箇所の配管一つずつに至るまで、丁寧に養生を行います。
コードのような細かい箇所にも丁寧に行います。
養生が終われば、続いて軒天の塗装を行います。
軒天は外壁とは違い、雨樋や雨戸、戸袋などと同じく付帯部と呼ばれる箇所になります。
外壁塗装となるとつい外壁や屋根など大きな部分に目が行きがちですが、仕上がりにおいては付帯部が雑だと全体的な美観を損ねてしまいます。
何より、軒は外雨水が外壁に触れるのを守ってくれる重要な箇所です、耐久性や防水性にもこだわります。
外壁の補修
次に外壁の補修を行います。
どれだけ綺麗に、しっかりと塗装をしても、そもそもの外壁に劣化や破損があれば耐久性や防水性は損なわれたままになります。
大工仕事になるような大掛かりな修繕工事は別ですが、我々塗装職人にできる範囲の修繕工事はしっかりと行った上で塗装を進めていきます。
外壁の下塗り
一回目の塗装としてシーラーを入れて、サーフを使用しての下塗りを行います。
サーフとは、日本ペイントの「パーフェクトサーフ」という塗料で、窯業系サイディングボード改修用下塗材です。
窯業系サイディングボードの塗り替えに最適な下塗材で、きめが細かいので、上塗りの吸い込みが少なく、仕上がり感にすぐれ、美しい仕上がりが期待できます。
山田工芸では下塗りを二回行うことで、より強固が下地を形成し、長持ちする塗装をご提案しています。
塗装は基本的に下塗り・中塗り・上塗りの3度に分けて塗装を行います。
この際、焦って前の工程が完全に乾いてないまま塗装をしてしまうと、仕上がりにムラが起こったりしっかり塗膜が外壁に密着せず耐久性が損なわれます。
しっかり前の塗装が乾いたことを確認してから次の塗装へと移ります。
外壁の中塗り
下塗りが完全に乾いているのを確認し、中塗り作業へと入ります。
外壁の上塗り
中塗りが完全に乾いた箇所から上塗りを入れていきます。
付帯部塗装
続いて、付帯部塗装を行います。
付帯塗装を行う前には、しっかりケレン作業を行います。
こちらも塗装工事においては非常に重要な作業ですが、上述の手抜き工事を行う悪徳塗装業者はこのケレン作業も省いたりします。
ケレン作業も作業の有無が仕上がりでわかるものではありませんが、やはり耐久性の面で後々に大きな影響がある大切な作業です。
見えない、気づかないような小さな作業でも、すべてはお客様のために丁寧に、確実に作業を進めていきます。
樋・破風の塗装
樋や破風にまずはケレンを行ってから塗装を行います。
縦樋の塗装
こちらは縦樋の塗装の様子です。
白から黒へと塗り替えを行いました。
庇の塗装
庇にも同じようにケレンを行ってから塗装を行います。
屋根カバー工事
こちらの現場では、外壁塗装とともに屋根工事もご依頼いただきました。
こちらが施工前の様子です。
カバー工法を行うため、上からルーフィングを施工します。
そして新しい屋根材であるディプロマットスターを葺きます。
ディプロマットスターは、表面に天然石粒が施された意匠性の高い屋根材です。表面の石粒により断熱性能や遮音性も期待できます。
施工担当者より
この度は山田工芸にご依頼いただき誠にありがとうございました。
塗装工事では、まず下塗りを入れて塗料がしっかり外壁に密着するよう下地を作り、その上から最終的な外壁色を決める中塗り、そして中塗りの色ムラを無くし仕上がりを良くするための上塗りを入れるという基本の「3度塗り」を行います。
ただし今回は、外壁面にはシーラー、サイディング部分にはサーフを入れているので、4回塗りとなっています。
ここで、悪質な塗装業者は中塗りの工程を省いたり、工期を短縮するために前工程が完全に乾いてない内から次の塗装を行ったりします。
完工直後ではこれらの手抜き工事はほとんど見分けがつきませんが、たった数年で塗膜に浮きが出きたり剥がれが起こったりします。
つまり、塗装の本来の目的である耐久性や防水性に大きな問題が出てくるのです。
塗装は美観回復の目的もありますが、何より耐久性や防水性を高め、住まいを守ることが一番の目的となります。
手抜き工事によってそれがないがしろになっては、せっかくの塗装工事も意味が無くなってしまいます。
山田工芸では、お客様に快適な生活を送っていただけるよう、一切の妥協を許しません。
関連記事:横浜市近郊での外壁塗装・塗り替えは塗装専門店、山田工芸へお任せください!
参考サイト:外壁塗装の悪徳業者の見分け方とは?悪質な業者に騙されないために
今回のように屋根工事と外壁塗装を一緒にご依頼いただきますと、どちらの工事も足場が必要ですがそれが一度で済むため、その分足場代が節約できるメリットがあります。
山田工芸は社内に屋根の専門職人も在籍しており、屋根工事も自社内にて施工が可能です。
関連サイト:屋根修理と外壁塗装をセットで行うとお得な理由。費用以外のメリットも紹介
山田工芸はすべての現場において、やるべきことは確実に・丁寧に行い、塗装工事の仕上がり、そして工事後の快適な暮らしでをお客様にご提供いたします。
横浜市の外壁塗装や屋根工事は山田工芸にお任せください。
現場住所 | 横浜市神奈川区 |
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施工内容 | 外壁塗装、付帯部塗装、シーリング工事、屋根カバー工法 |
施工箇所詳細 | 外壁全体、軒樋・縦樋・庇など付帯部、屋根全体 |
施工期間 | |
外壁使用塗料・塗料色(下塗り) | パーフェクトサーフ(日本ペイント) |
外壁使用塗料・塗料色(上塗り) | パーフェクトトップ(日本ペイント) |
屋根使用塗料・塗料色(下塗り) | 屋根材:ディプロマットスター |
屋根使用塗料・塗料色(上塗り) | |
工事金額 |